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理事長通信

第24号 秋日雑感

ひさしぶりの記事更新です。公益財団法人 痛風・尿酸財団HPの理事長通信は、理事長である私の私的なブログではなく、当財団の活動報告でもあると考えて、できれば3か月に一度は更新したいと思ってきました。しかしながら気がつけば前回の更新から10か月も過ぎてしまい、関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。実は、この3月に生じた重大なことのために、私は文章を書く元気がありませんでした。しかし、「日にち薬」とはよく言ったものです。時間は困難な問題を解決してくれる。半年がたち、やっと「日にち薬」が効を奏して、重い筆を動かす気になりました。

ご存知の方も多いと思いますが、私は昨年10月に青天の霹靂で東京女子医科大学の学長に推挙されました。元理事長の背任行為により混乱を極めていた東京女子医科大学に、山王メディカルセンター院長職を辞して、火中の栗を拾うつもりで学長に着任し、当初は理事長も兼務して、新生東京女子医科大学を何とか再出発させました(バックナンバーにある理事長通信#22「人生の転機」参照)。そして山積する課題を着実に解決していた矢先の本年3月末に、二度目の青天の霹靂で東京女子医科大学を去ることになりました。私が行う改革に対して一部の人々が反感を持ったことが原因のようで、残念ながら私はピンチヒッターとしての役割しかできませんでした。混迷を極めた組織の立て直しが難しいことは、誰もが想像できますが、混迷の中で必死にあらがう経験をできた人は多くないと思います。かなりの覚悟で頑張っていたにもかかわらず、その場を去る羽目になり、私にとっては不愉快極まりない事でしたが、俯瞰的に見れば得難い経験であったと考えるようになりました。これも「日にち薬」の効用でしょう。

閑話休題。公益財団法人痛風・尿酸財団の主たる事業は、①痛風と尿酸、およびそれに関連する疾患などの研究助成、②日常診療における痛風および高尿酸血症の臨床力の向上を目指す教育研修会の開催です。

私が上記の理由で冴えなかったこの半年の間も、優秀な財団職員のおかげで、滞りなく進捗しております。①の研究助成は現在応募を受け付けておりますし(https://www.tufu.or.jp/medical/subsidy/)、②は2025年9月7日に第36回痛風・尿酸研修会として開催いたしました(https://www.tufu.or.jp/medical/study/)。いずれも当HPに詳細が記載されていますので、ご高覧ください。

あとひとつ、これが最も大切なことなのですが、寄付のお願いです。当財団の事業は、基本財産の運用益と寄付金を原資として実行されています。以前は製薬業界からの寄付金がありましたが、コンプライアンスや利益相反を大きな問題とする世の中になってから激減しています。このことで、当財団の年間収入は著減し、赤字決算が続いております。私が当財団の理事長になってからは、支出項目の大胆な見直しを行い、かなり赤字額を削減してはおりますが、研究者に十分な額の資金を提供するためにはまだまだ資金が必要になります。当財団では、寄付の受付に下記の3つの方法があります。

  1. 直接の寄付金 寄付金に対して当財団が発行する受領書を、確定申告時に添付すると一定額が控除される
  2. 港区版ふるさと納税 ふるさと納税制度を使い、当財団を指定して港区に納税すると確定申告によって支払うべき税金(所得税・住民税)から寄付金のうち2,000円を超える部分が控除される(https://www.tufu.or.jp/donation/tax/
  3. Yahoo!ネット募金 本年8月から開始した新しい募金制度。PayPay。クレジットカード、Vポイントなどで気軽に寄付ができる(https://donation.yahoo.co.jp/detail/5586001

この記事をお読みいただいている皆様は、当財団の趣旨をご理解の上、いずれかの方法により寄付をお願いできれば幸甚です。困難な時も財団の活動は着実に続いており、それを支えてくださるのは皆様のご理解とご支援です。当財団のサステイナブルな活動のために、是非ともご貢献いただきたく、ここにお願い申し上げます。

 

2025年10月1日 公益財団法人 痛風・尿酸財団 理事長 山中 寿

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