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理事長通信

第1号 理事長就任のご挨拶

このたび、鎌谷直之前理事長の後任として、公益財団法人痛風・尿酸財団の理事長に就任いたしました。
就任に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
我が国の痛風、尿酸関連の研究は、過去30年間にわたり世界をリードしてきましたが、公益財団法人痛風・尿酸財団は、その研究を強力にバックアップする存在であり、実際に私自身も研究支援を受けた多くの研究者の一人であります。これからは立場を変え、理事長として当財団を円滑に運営し、研究支援や疾患啓発を通してこの分野における日本の研究と臨床力をさらに発展させることにより、今まで受けた恩をお返ししたいと考えております。

簡単に自己紹介させていただきます。私は1980年に三重大学医学部を卒業しましたが、医学部卒業前から痛風の臨床研究を開始しており、1983年に開設された東京女子医科大学付属リウマチ痛風センターに赴任いたしました。東京女子医科大学付属リウマチ痛風センターは、御巫清允先生、西岡久寿樹先生、鎌谷直之先生とこの分野を強力に牽引されてきた先生方により痛風の診療と研究のメッカのような存在でした。私は、これらの先生方の薫陶を受け、痛風や関節リウマチの臨床と研究に没頭し、2008年からは東京女子医科大学付属膠原病リウマチ痛風センターの所長として、診療、研究、教育に当たってまいりました。2019年からは現在の医療法人財団順和会山王メディカルセンターに異動し、現在は院長を務めております。

公益財団法人痛風・尿酸財団の前身である財団法人痛風研究会は、私が東京女子医科大学に在籍して間もない頃、1984年に御巫清允先生、西岡久寿樹先生らのご尽力により当時の厚生省の認可を受けてとして発足しましたが、私は当時から財団の様々な業務に携われる機会をいただき、今日に至ります。

財団が発足した当時は、痛風診療を日本全国にいかに広めるかが大命題でありました。しかし、その後の40年間、我が国で多くの臨床研究、基礎研究、ガイドライン策定、新薬開発などが行われ、痛風診療のレベルは飛躍的に進歩したわけですが、当財団は、この流れを加速させるのに大きな役割を果たしてきました。

今日では、痛風診療はかなり一般化しましたが、痛風の原因物質である尿酸についてはまだまだ未解決のことも多く、医学の幅広い分野から関心が集まっており、新たにこの分野に興味を持たれる研究者も増えております。そのような背景があって、当財団も、2019年7月に名称に尿酸を加えて「痛風・尿酸財団」と改称いたしました。これからは、公益財団法人としての社会的使命を果たすべく、主務官庁の指導を受けながら、痛風や尿酸に関心のある多くの研究者を支援し、またその成果を国民に還元する役割を果たしていきたいと思っております。
関係各位のご理解と、温かいご支援を切にお願いいたします。

2020年6月吉日

公益社団法人 痛風・尿酸財団 理事長
医療法人財団順和会山王メディカルセンター院長
山中 寿

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