尿酸ってなに?
さて、痛風の原因である尿酸とは何でしょう。「尿の酸だから尿の酸性度とかpHといった類のものか」と考えそうですが、尿酸は炭素、窒素、酸素、水素の分子から出来た化学物質で、プリン体と呼ばれる物質のひとつです。プリン体には多くの種類があって、それぞれが多彩な作用を持っていますが、それらが最終的に分解され、尿の中に捨てられる形になったものが尿酸です。
尿酸の素になる物質は、DNAやRNAとよばれる核酸やATP(アデノシン三リン酸) という生体エネルギー物質です。このような材料の老廃物として、普通の人の体内では一日約0.6gの尿酸が作られます。この尿酸の産出が多くなったり排泄が低下すると尿酸は体内に蓄積し、痛風を起こします。要するに、尿酸はプリン体の老廃物、つまり、廃棄物であって、プリン体の「ごみ処理」問題がうまくいかないと痛風になるわけです。

